
・革靴の手入れが正直面倒だなと、思っている
・あまり手をかけずキレイにたもちたい
新しい革靴を購入したり、また靴磨きをしたばかりのキレイな靴を、長い間キープするのは正直難しいですよね。
本記事では、極力手をかけず、キレイな靴をキープする方法をお伝えします。
タップできる目次
1.毎回のブラッシングが重要
1-1.なぜ毎回のブラッシングが必要か
革靴をキレイに保つには、履く度にブラッシングをすることがなによりも対策となります。
皆さんは革靴が履くたびに、なぜ輝きを失っていくか、ご存知でしょうか。
「汚れがたまっていくからでしょ?」
皆さんそう思われると思いますし、その考えは正解です。
ただ正確には、革の表面に蓄積した「ホコリ」や「汚れ」が革靴の水分を奪ってしまうことに理由があります。
また皆さんは、靴が輝く理由をご存知でしょうか。
モノが輝くには、凹凸がない状態にする必要があります。
日常生活の中でも、反射しているものって、凹凸がないツルツルな状態ですよね。
つまり、革靴をキレイな状態でキープするには、
① 靴の水分を奪う「汚れ」を取り除く
② 靴の表面を凹凸のない状態でキープする
この2点が、重要です。
そしてこの2点を行っていくのが、履く度に行うブラッシングなのです。
1-2.メンテナンスの手順
メンテナンスについては、帰宅して靴を脱いだ時点に行うことがベストなタイミングとなります。
これは先ほど述べたように、靴の水分を奪う「ホコリ」や「汚れ」をなるべく早く取り除いてあげる必要があるためです。
ここでのブラッシングの理想は5分。
5分あれば左右ともに、汚れを取り漏らすことはほぼないと思います。
ただなかなか面倒だという方もいらっしゃるでしょう。
私もなかなか面倒くさがりの為、毎日寝る前の歯磨きをする際にブラッシングをするというルールを決め、継続していっています。
ブラッシングについて、堅苦しい手順はあまりないのですが、
①ブラシで全体のホコリや雨の後をはらっていく
②ソール(靴底)とアッパー(靴)の間を重点的にブラッシング
この2点が手順となります。
特にソールとアッパーの溝は汚れが蓄積しやすいため、しっかりブラッシングをしてあげることが重要です。
1-3.メンテナンスに必要なアイテム

メンテナンスには「馬毛ブラシ」が必要です。
その理由として馬毛ブラシは柔らかく靴に傷をつけないという特徴がある一方、しっかりとコシのある毛で、汚れを落としてくれる。という特徴があります。
靴屋さんや百貨店の靴コーナーで購入頂くことができ、500円~1,500円の価格で販売されているため、高いのを選んでも良いのではないでしょうか。
高いものと安いものがそこまで違うか言われると難しいですが、安い製品ですと毛先が揃っていなかったり、使っていくうちに毛が抜けていくものもあります。
そのため、あまり価格差もないですし、高い製品のほうがおススメです。
この馬毛ブラシで、履く度に5分程度ブラッシングをすれば、驚くほどキレイな状態が長続きします。
2.トップ営業マンだけが行う、一歩先のメンテナンス
2-1.靴のシワを伸ばすシューツリー

ブラッシングについてお伝えしましたが、一歩先を行かれたい方はシューツリーもおススメです。
シューツリーは靴の内側にいれる、足の形をした、文字通り木でできているものになります。
靴の中に入れると靴に足がはいっている状態となり、革が内側から伸ばされ、型崩れを防ぐことができます。
その上、文字通り木でできているため、脱いだ後の靴の湿気も取り除くことができ
①型崩れを防止する
②靴の湿気を取り除く
という点でまさに一石二鳥のアイテムです。
価格は2,000円~4,000円のものが多く、レッドシダーという木が使われているものがおススメです。
除菌・除湿・脱臭に優れており、履いている時間の長い営業マンには持っておきたいアイテムの一つです。
2-2.靴の臭いが消える魔法の粉

営業マンだと、靴を脱いで客先に上がる人も少なくないはずです。
また夜にはお客さんの接待で、座敷のある飲み屋さんで、という方も多いと思います。
こんな時に気になるのは、脱いだ後の足の臭い。
事前に靴に入れておくだけで、この靴の臭いがなくなるアイテムがあります。
それが「グランズレメディ」
履く前に靴の中にさらっと、粉を撒いておくとびっくりするぐらい臭いがなくなります。
粉なのですが、履いている間に足の湿気で溶けてしまうため、靴下にも靴にも色がつくことはありません。そのため安心して使ってもらえます。
私は100均のコショウを入れる小さいケースに粉末をいれ、履く前にかけて使えるよう少し詰め替えをしています。
利用し始めると分かるのですが、ケースに詰め替えて靴を履く前にコショウを振るかの如く振りかけるのが楽であり、また継続のコツとなります。
2-3.靴は3足以上でまわす
これは非常に大事です。
私も革靴は5足で回しています。
黒、茶色、雨用の黒と3パターンにわけ、履き分けています。
3足以上でまわす理由ですが、靴の中の湿気が大事な理由です。
人間の足は一日にコップ一杯分の汗(200ml)をかくといわれています。

その為、履いてから乾燥するまでに少なくとも2日は欲しいところであり、乾燥する前に履いてしまうと、臭いの原因にもなりますし、革の反り返りが激しくなるなど、靴の寿命を縮める原因となります。
このことから、3足以上でまわすことがとても大事であり、結果的に靴の寿命を延ばすことに繋がります。
私も既に5年以上履いてる靴もありますが、しっかり手入れ後、間隔を空けているためそこまで劣化していません。
革靴は非常に高いものなので、買い足すのは気が引けるかもしれませんが、長期的にみれば少ない数でまわすよりは、結果的によいコストパフォーマンスとなります。
ぜひ、ご参考にしてみてください。
では、本日のまとめです。
①靴の敵は「ホコリ」と「汚れ」
②1日5分のブラッシングでホコリを除去
③ブラッシングは馬毛ブラシで
④履いたら型崩れ防止のシューツリーを
⑤靴の臭いが気になる場合は、魔法の粉
⑥靴は3足以上でまわす
営業マンにとって、自分自身が商品です。
カッコいい身だしなみで、望みましょう!