
地方にも行きたくないし、家族(彼女)になんて伝えよう。。
3年前、転勤の内示を受け、ずーっとこんなことを考えていました。
結果、転勤も結婚もしました。
良い点も悪い点もありました。
本記事では東京→西日本の地方都市に来て3年目となる私が、転勤後実際に感じた6つのメリットと5つのデメリットをお伝えします。
以下の経験があります。
・都内29年。地方転勤3年目の31歳。
・全国転勤あり営業マン
・転勤を機に結婚。妻も転職
タップできる目次
1.地方転勤を言い渡されたあなたへ

この記事を見て頂いているあなたは、「転勤を言い渡された」or「転勤の可能性がある」方だと思います。
先に結論を申し上げると、地方転勤して「良かった!」「しないほうがよかった。。」と思うかはあなた次第です。
「実際に転勤してみないと分からない」
これが実際のところ。
もし悩んでいるのであれば、判断の軸として「この先もこの会社で働いていきたいか」ということを基準とすることをおススメします。
私はいまの会社でしばらく働く意思があったので、転勤を受け入れました。
会社によっては、働き盛りの社員に転勤を言い渡し、辞めないか見定めている会社もあります。
もしあなたが「この会社で働いていきたいけど、まだ決断しきれない」ということであれば、本記事が参考になれば幸いです。
2.地方転勤の6つのメリット
では、私が実際に感じたメリットをお伝えします。
【1位】お金がたまる

めちゃくちゃ貯まります。
頑張れば手取りの半分、頑張らなくても手取りの2~3割は貯まります。
説明するまでもないかもですが、都会暮らしに比べ、以下がかかりません。
・家賃が劇的に安い
(1ルームの家賃で1LDKが借りれる)
・食料品(野菜や魚)が安い
・友達と会わないため、交際費がかからない
・店も少ないため、浪費する機会が少ない
「友達と会えないことはデメリットだろ!!」
という意見もあるかもしれませんが、もともと付き合いが多かった私は、劇的に飲み代が減りました。
また、都内に比べ店も少ないため、浪費する機会が少なくなり、本当に欲しいもの以外、ほとんど買うことがなくなりました。本当に欲しいときはAmazonで注文・到着するので、ほとんど問題ないです。
【2位】満員電車から解放される

満員電車からの解放は、とても大きいです。
朝晩のストレスが全くなく、行きも帰りも元気な状態がキープできます。
・満員電車片道1時間→徒歩10分
・どの交通手段を選んでも混まない
・痴漢に間違われるリスクもなし
狭いところや、窮屈なところがあまり苦にならないタイプだったのですが、転勤後久々に満員電車に乗ったら「暑い・苦しい・自由がない」の3重苦でした。転勤前そこまで苦に感じていないと思っていたのですが、慣れって怖いです。
【3位】 人間関係がリセットされる

付き合うのにストレスを感じていた顧客や友人グループとの関係をリセットできます。
本当に苦手な顧客がいると、前の日に頭の中に何度も登場してくるぐらい嫌な相手もいますよね。
私はいたので、転勤で解消されてほっとしました笑
・強制的に人間関係がリセットされる
・新たな人脈が構築できる
・社内での知り合いが増える
特にプライベートでの付き合いが多かったため、そこが解消されたのは金銭的なメリットも大きかったです。
また社内でも西日本の社員は知らない人が多かったため、使える人脈の幅が広がりました。
【4位】趣味や家族との時間が増える

転勤前は往復2時間費やしていた通勤時間が往復20分となったため、仕事以外の時間が増えました。
外食に出ても近場にあることがほとんどの為、外食から帰っても「まだこんな時間?」ということが多いです。
・読書など、自己研鑽の時間が増えた
・家族サービスの時間が圧倒的に増えた
・妻の家事の手伝いができるようになった
「家事の手伝い」は、賛否両論かと思います。
願わくば、手伝いたくないから残業をする。ということがないことを望みます笑
【5位】広い家に住める

転勤前払っていた家賃と同じ額で、1~2サイズ広い間取りが借りられます。
会社によっては、転勤後「住宅手当」が増額されるケースも多いのではないでしょうか。
・とにかく広い家に住める
・転勤後、手当てが増額されるケースも多い
・家族それぞれのプライバシーを確保できる
転勤前1ルーム(家賃9万円)でしたが、現在は同じ家賃で2LDKに住むことができています。
両親や兄弟、友人が何人遊びに来ても余裕で泊めてあげられる広さです。子供がいる場合は、子供部屋を与えてあげることも可能ですね!
たまに一人でいたいときもあると思います。その時は広い家が大活躍です。
【6位】その土地土地の名所に行ける

遠方で簡単に行けなかった観光名所に、行けるようになります。
いままで3連休でなければ行けなかったところも、場所によっては日帰りでもOKです。
・初めての場所に触れることで見識が深まる
・会話の引出しが増え、次の赴任地でも役立つ
いままでだったら、飛行機を使わないと行けなかったところも、日帰りで行けたりと、色々な観光名所を訪れることができています。
旅行が好きなら、素晴らしいメリットの一つになりますよ!
3.地方転勤の5つのデメリット

【1位】恋愛と結婚をどうするか
転勤時に彼女(彼氏)がいる場合は、大きなデメリットです。
「遠距離」「別れる」「結婚する」の3パターンを選ぶことになりますが、どれも正解がないため、判断に悩みます。
・ 転勤を機に関係が悪化する可能性も
・内示~転勤までに時間がなく、中途半端に終わる可能性も
私の場合は、転勤を機にプロポーズ・結婚することになりました。
遠距離も検討しましたが、もともと遠距離をしていた時期もあり、遠距離の難しさも理解していため結婚を選びました。
全く後悔はないですし、付いてきてくれた妻には、とても感謝です!!
【2位】妻の仕事と転職

転勤前共働きの場合、多くは仕事を辞めることになります。
大きな会社であれば、転勤先に異動というケースもありますが、そういう人は多くなく、現実的には「転職」か「専業主婦」になるケースが多いです。
・夫の転勤がある度に、転職することにある
・キャリアが積み辛く、昇給が望みにくい
・転職することで、世帯年収が下がる可能性がある
私の場合、妻は退職しついてきてくれました。
しかし、妻の年収は半分ほどに下がっています。
またいつ転勤があるかわからないので、妻の仕事選びも難しくなってしまい、妻には苦労をかけてしまっていると反省する部分もあります。
【3位】友人と疎遠になる

友人とも遠距離になる為、自然と疎遠になります。
・誘いも断ることが中心になる
・次第に声もかからなくなる
・私を除いたグループLINEが形成される笑
・結婚式などへの参加が難しくなる
簡単に遊びには行けないため、年間で「GW」「お盆」「年末年始」以外は友人と会うことがなくなりました。
断ることも多くなり、次第に声もかからなくなります。それでも連絡を取る人が「本当の友達」となるのかもしれません。。
【4位】子育てへの影響

・転校するたびに、子供にストレスがかかる
・転校先で馴染めない可能性もある
・近くに身寄りがいなく、子育て面で頼れない
まだ子供がいないのでリアルなところは、お伝え出来ません。
しかし、私は親も転勤族であったため、私自身は何度も転校をしています。
経験者(子供の立場)からいうと、中学以降の転校はあまりお勧めしません。
私自身は結果的に、中学以降の転校が無かったため、地元の仲間とはいまでも関係が続いていますし、「○○出身」というアイデンティティが保てています。
ある程度子供が大きくなると、単身赴任される方が多いのは、このあたりが理由ですね。
【5位】家を買うか決められない

正直、どこで家を買うべきかわからないです。
さらに厄介なことが、家を買った直後に転勤となる可能性もあります。
・どこに転勤するか分からないため買えない
・購入しても住めずに売るケースもある
「住宅ローンを抱える」ということは、会社から見ると好都合なのです。
なぜなら働き続けなれば返せないので、退職リスクが下がるのですね。
その為、多くの会社では家を購入後に転勤となるケースが非常に多いです。住めずに賃貸に出したり、売却するケースも多くあります。
将来設計が立たないため大きなデメリットとなります。
4.まとめ
いかがでしたか。
私個人の意見としては、「今後この会社で働きたいか」という点を判断の基準にするべきだと思います。
結果的に、東京にしか住んだことがなかった私は、転勤によっていろいろな視点を持つことができたと思いますし、仕事の幅も広がりました。
「正解」「不正解」は分かりません。
しかし、読んでいただいたあなたの一助になれば幸いです。